こんにちは!
今日は店主:モリカツがルーキーオブザイヤーを狙った、
若きあの時について。
先日、居酒屋で第一回 勝てる屋会を開催しました。
メンバーは当時、僕のためにチームを組んでくれた、
MTG界世界最強の頭脳さん、準優勝に何回も輝やいた、シリバーコレクターさん二人。
名古屋の若きカードゲーム店主。日本代表に一番さりげなくなった男。
Nから始まる強烈な4文字でOKしてしまう人、そして勝てる屋の最後の砦、
ゴールキーパーKARN☆
もう後がない、後1か月で一位とプロポイント5点差だった10年前。
厳しい状態はあのときと同じ、今度は社長としてのルーキーオブザイヤーを狙う僕のために、再び彼らは集まってくれた!
久しぶりの再会を果たし、まずは「お久しぶりです」と挨拶。
そして勝てる屋というお店を渋谷で開きましたと報告をしました。
そして10年前のあのときの話を思い出しました。
どうしても大好きなMTGというゲームの今年だけしか取れない、
ルーキーオブザイヤーという称号が欲しい!
『プロポイント』というMTGのプレミアイベントでの合計プロポイントを
初めてプロポイントを獲得した年で一番多いプレイヤーに贈られるこの称号。
他のタイトルは取れてもこのタイトルを手に入れるチャンスは初めの一回のみ。
最後のチーム戦のGPと世界選手権の残すところチャンスは2回。
トップとの点差は5点。
当時は世界の壁は高く、誰もまだ日本人でトップ8に進出したことはなく、
プロポイント1点の価値は今とは比べものにならなく、5点差はとても追いつける気がしない差でした。
そして日本最高の頭脳さんは、モリカツにルーキーを取らせたいから
GPのチーム戦にでようと言った。
こうして モリカツ ルーキーへの道計画が始まった。
日本最高の頭脳さんと世界最高のシルバーコレクターと僕。
振り返って思う。
彼らには自分のことじゃない誰かのために体を、張ることができる器のデカさがある。
そして、目的を達成するために時に、自分を犠牲にして本気をだし、裏方に回る粘り強さがあった。
そんな彼らと一緒に戦ったチーム戦のGPでの想い出。
知らない方も多いと思うので説明をするとチームロチェスターは3対3で同じチームのメンバーが3人並び、相手チーム3人と向かいあって座ります。
パックを開けてすべてそれをひろげ、時計周り、反時計周りに一枚ずつカードを
とっていきます。
僕のチームは司令塔の日本の頭脳さんがすべてどれを取るかの指示役、僕とシルバーコレクターさんは何か気が付いたことがあるときは司令塔に報告、アピール。
そして最終決定権はそれを踏まえたうえで司令塔の判断に委ねようと決めていた。
チームロチェスターはいわばチームワーク、信頼関係、意思の疎通、目的意識。
3人の思ってることが近ければ近いほどスムーズにいく。それが強いチームだ。
人それぞれに違う価値観があり、譲り合う気持ち、相手の意志をくみ取る気持ち、チーム戦にはこれらを学べる色々な要素が組み込まれており、この時の経験がその後の僕のMTG人生を支えてくれました。
忘れもしない、初日好調に勝っていた
4回戦目のドラフト中。
パックのカードの出が悪く不穏な空気、2パック目に差し掛かってるにも関わらず、
シルバーコレクターさんのデッキがデッキにならないレベル。
さすがの日本最高の頭脳さんもお手上げ状態。
でもあきらめたらだめだと、懸命にそして必死に今できることをしようと
頭をフル回転させ指示を繰り返す司令塔。
そして目を疑う出来事がドラフトのピック中に起きた。
絶対的な司令塔がいるので、何の疑いもなく支持されたカードを取っていた、シルバーコレクターが最高の頭脳さんの指示ではない違うカードをピックをしたいことを主張したのだった。
これには司令塔さんも僕も驚きを隠せなかった。
なぜなら彼は協調性の塊のような人で今までそんなことは一度もなかったからだ。
そして彼の取りたいカードが自分の取っている色、自分のデッキに必要ではないカードなことに、僕と司令塔は気が付いた。
この時のことを思い出すとつい涙がこぼれそうになる。
彼はもう自分の今の状況では敗色濃厚だと悟り、
チームの勝利のために自分のデッキに入るカードではなく、相手に渡したくない強力なカードを取って、自分が犠牲になって僕らに勝利を託してくれようとしたのだ。
一瞬でそれを読み取った、司令塔と僕。
身を挺して自分の今の状況では手遅れだからおまえら勝ってくれとドラフト中の会話は禁止。でもそう確かに聞こえるようだった。
短い時間ですべてを把握した司令塔は彼の意志を汲み取り、少し目を瞑り彼のデッキに入らないカードを取る最終決定としての指示。
指をさしなおした。
彼は相手の戦力を少しでも下げるためのピックをした。逆にシルバーコレクターさんの相手のカードはどんなに強くてもまわし、僕と頭脳さんの相手の強いカードだけをとっていきピックが終わった。
ピックが終わった後に長々と話す必要はなかった。
一言だけ、彼は僕と司令塔に任せたでとだけいって土地を取りに行ってくれた。
この時ほど、その思いに応えなければと思ったことはありませんでした。
そして全力で試合に臨みチームは勝ちました。
彼がこの選択をしたからこそ、逆境を乗り切り勝利することができた、チームとしての勝利でした。
そしてその何回戦目か後のことです、チームのスコアは1-1。
勝敗は僕に委ねられ一本目を取られていて残り時間は8分。
もうだめかとあきらめかけたときにそれを見ていた
彼らは俺らが見てたら緊張するかもしれないから行くわ、気楽にやりなと席を立ちどこかに消えていきました。
そして去り際に「あいつならもしかしたらなんとかしてくれるかもね」と二人が話していたのが聞こえてきました。
試合は僕にかかってる、そして彼らはまだ勝つことをあきらめていない、僕が今がんばらないと!と気持ちを切り替えました。
そして5分で1-1までスコアを戻し、その3本目相手にお互い早くプレイしよう、引き分けはお互い意味がないから勝負だ!と対戦相手に声をかけ3本目、すごいスピードでお互いプレイし、時間ぎりぎりで勝つことができました。
二人のもとに「勝ちました!」というと笑顔でほんまにかったんや!!
やりおるなあと言ってくれました。
その後、日本チャンピオンになり世界チャンピオンになれたのは、この時先輩に諦めない大切さ、仲間と同じ目標に向かう強さを教わったおかげだと思ってます。
そのあとに結成した20戦以上連続で一度も負けないPS2というチームを組めたのも、
強いチームとは何かを教えてもらったおかげです。
言葉だけでは表せないけれど本当に心から感謝してます。
大好きな最高のチームです。
そしてあれから10年また再会することができました。
そしてこういってくれました。
「おまえは一生懸命に目標にまっすぐに向かうことができる。
だからつらくてもがんばれ!」
10年たってもまた、諦めないことの大切さを思いださせてくれました。
今度は僕がチームのリーダーとして、店主として頑張っていかなきゃいけない。
仲間と共に同じ目標を持ち、達成する強い意志を持ち、
大好きな最高のチームを作っていきます。
そんな僕のお店勝てる屋は最高のスタッフ、10数名の直接的な協力者。そしてツイッターではフォロワー1000人を達成し、
多くの人の想いがつまってます!
今後ともたくさんの方のご協力が必要です。
応援してくれてる方々本当にありがとう。
感謝の気持ちを持ち、初心を忘れず本気でがんばろう。
僕はまだ戦える...
2012 117 店主 森 勝洋
今日は店主:モリカツがルーキーオブザイヤーを狙った、
若きあの時について。
先日、居酒屋で第一回 勝てる屋会を開催しました。
メンバーは当時、僕のためにチームを組んでくれた、
MTG界世界最強の頭脳さん、準優勝に何回も輝やいた、シリバーコレクターさん二人。
名古屋の若きカードゲーム店主。日本代表に一番さりげなくなった男。
Nから始まる強烈な4文字でOKしてしまう人、そして勝てる屋の最後の砦、
ゴールキーパーKARN☆
もう後がない、後1か月で一位とプロポイント5点差だった10年前。
厳しい状態はあのときと同じ、今度は社長としてのルーキーオブザイヤーを狙う僕のために、再び彼らは集まってくれた!
久しぶりの再会を果たし、まずは「お久しぶりです」と挨拶。
そして勝てる屋というお店を渋谷で開きましたと報告をしました。
そして10年前のあのときの話を思い出しました。
どうしても大好きなMTGというゲームの今年だけしか取れない、
ルーキーオブザイヤーという称号が欲しい!
『プロポイント』というMTGのプレミアイベントでの合計プロポイントを
初めてプロポイントを獲得した年で一番多いプレイヤーに贈られるこの称号。
他のタイトルは取れてもこのタイトルを手に入れるチャンスは初めの一回のみ。
最後のチーム戦のGPと世界選手権の残すところチャンスは2回。
トップとの点差は5点。
当時は世界の壁は高く、誰もまだ日本人でトップ8に進出したことはなく、
プロポイント1点の価値は今とは比べものにならなく、5点差はとても追いつける気がしない差でした。
そして日本最高の頭脳さんは、モリカツにルーキーを取らせたいから
GPのチーム戦にでようと言った。
こうして モリカツ ルーキーへの道計画が始まった。
日本最高の頭脳さんと世界最高のシルバーコレクターと僕。
振り返って思う。
彼らには自分のことじゃない誰かのために体を、張ることができる器のデカさがある。
そして、目的を達成するために時に、自分を犠牲にして本気をだし、裏方に回る粘り強さがあった。
そんな彼らと一緒に戦ったチーム戦のGPでの想い出。
知らない方も多いと思うので説明をするとチームロチェスターは3対3で同じチームのメンバーが3人並び、相手チーム3人と向かいあって座ります。
パックを開けてすべてそれをひろげ、時計周り、反時計周りに一枚ずつカードを
とっていきます。
僕のチームは司令塔の日本の頭脳さんがすべてどれを取るかの指示役、僕とシルバーコレクターさんは何か気が付いたことがあるときは司令塔に報告、アピール。
そして最終決定権はそれを踏まえたうえで司令塔の判断に委ねようと決めていた。
チームロチェスターはいわばチームワーク、信頼関係、意思の疎通、目的意識。
3人の思ってることが近ければ近いほどスムーズにいく。それが強いチームだ。
人それぞれに違う価値観があり、譲り合う気持ち、相手の意志をくみ取る気持ち、チーム戦にはこれらを学べる色々な要素が組み込まれており、この時の経験がその後の僕のMTG人生を支えてくれました。
忘れもしない、初日好調に勝っていた
4回戦目のドラフト中。
パックのカードの出が悪く不穏な空気、2パック目に差し掛かってるにも関わらず、
シルバーコレクターさんのデッキがデッキにならないレベル。
さすがの日本最高の頭脳さんもお手上げ状態。
でもあきらめたらだめだと、懸命にそして必死に今できることをしようと
頭をフル回転させ指示を繰り返す司令塔。
そして目を疑う出来事がドラフトのピック中に起きた。
絶対的な司令塔がいるので、何の疑いもなく支持されたカードを取っていた、シルバーコレクターが最高の頭脳さんの指示ではない違うカードをピックをしたいことを主張したのだった。
これには司令塔さんも僕も驚きを隠せなかった。
なぜなら彼は協調性の塊のような人で今までそんなことは一度もなかったからだ。
そして彼の取りたいカードが自分の取っている色、自分のデッキに必要ではないカードなことに、僕と司令塔は気が付いた。
この時のことを思い出すとつい涙がこぼれそうになる。
彼はもう自分の今の状況では敗色濃厚だと悟り、
チームの勝利のために自分のデッキに入るカードではなく、相手に渡したくない強力なカードを取って、自分が犠牲になって僕らに勝利を託してくれようとしたのだ。
一瞬でそれを読み取った、司令塔と僕。
身を挺して自分の今の状況では手遅れだからおまえら勝ってくれとドラフト中の会話は禁止。でもそう確かに聞こえるようだった。
短い時間ですべてを把握した司令塔は彼の意志を汲み取り、少し目を瞑り彼のデッキに入らないカードを取る最終決定としての指示。
指をさしなおした。
彼は相手の戦力を少しでも下げるためのピックをした。逆にシルバーコレクターさんの相手のカードはどんなに強くてもまわし、僕と頭脳さんの相手の強いカードだけをとっていきピックが終わった。
ピックが終わった後に長々と話す必要はなかった。
一言だけ、彼は僕と司令塔に任せたでとだけいって土地を取りに行ってくれた。
この時ほど、その思いに応えなければと思ったことはありませんでした。
そして全力で試合に臨みチームは勝ちました。
彼がこの選択をしたからこそ、逆境を乗り切り勝利することができた、チームとしての勝利でした。
そしてその何回戦目か後のことです、チームのスコアは1-1。
勝敗は僕に委ねられ一本目を取られていて残り時間は8分。
もうだめかとあきらめかけたときにそれを見ていた
彼らは俺らが見てたら緊張するかもしれないから行くわ、気楽にやりなと席を立ちどこかに消えていきました。
そして去り際に「あいつならもしかしたらなんとかしてくれるかもね」と二人が話していたのが聞こえてきました。
試合は僕にかかってる、そして彼らはまだ勝つことをあきらめていない、僕が今がんばらないと!と気持ちを切り替えました。
そして5分で1-1までスコアを戻し、その3本目相手にお互い早くプレイしよう、引き分けはお互い意味がないから勝負だ!と対戦相手に声をかけ3本目、すごいスピードでお互いプレイし、時間ぎりぎりで勝つことができました。
二人のもとに「勝ちました!」というと笑顔でほんまにかったんや!!
やりおるなあと言ってくれました。
その後、日本チャンピオンになり世界チャンピオンになれたのは、この時先輩に諦めない大切さ、仲間と同じ目標に向かう強さを教わったおかげだと思ってます。
そのあとに結成した20戦以上連続で一度も負けないPS2というチームを組めたのも、
強いチームとは何かを教えてもらったおかげです。
言葉だけでは表せないけれど本当に心から感謝してます。
大好きな最高のチームです。
そしてあれから10年また再会することができました。
そしてこういってくれました。
「おまえは一生懸命に目標にまっすぐに向かうことができる。
だからつらくてもがんばれ!」
10年たってもまた、諦めないことの大切さを思いださせてくれました。
今度は僕がチームのリーダーとして、店主として頑張っていかなきゃいけない。
仲間と共に同じ目標を持ち、達成する強い意志を持ち、
大好きな最高のチームを作っていきます。
そんな僕のお店勝てる屋は最高のスタッフ、10数名の直接的な協力者。そしてツイッターではフォロワー1000人を達成し、
多くの人の想いがつまってます!
今後ともたくさんの方のご協力が必要です。
応援してくれてる方々本当にありがとう。
感謝の気持ちを持ち、初心を忘れず本気でがんばろう。
僕はまだ戦える...
2012 117 店主 森 勝洋
コメント
ろせ>ありがとうございます!!例の件も承諾ありがとうございました!!